平和学習について

広島、佐伯区湯来町で不登校児童支援フリースペース/古民家レンタルスペースを運営しています。

一般社団法人「猫のこしかけ」  代表理事の迫田和生(さこP)です。

不登校支援フリースペースでは、送迎も行っています。湯来町だけでなく、広島市内(一部廿日市)のどの地域でも可能な限り受け入れを行っています。自然の音を聞きながらゆっくりとした時間を過ごしましょう。

昨日、子ども達に大切な話として「平和について」のお話をしました。

毎年「8月6日」が近づくと、広島の多くの学校では「平和学習」を盛んに行っています。
私が子どものころからそうでした。
今年は終戦から79年。半世紀以上が過ぎました。終戦から100年までがすぐ先のことになってきました。
前職で高齢者とのかかわりもあったため、毎年交流活動などで体験を聞く機会や、子どもたちと平和について考えるためにいろいろな資料を見ていたので多少の知識はありますが、私自身も実感は薄い状況で、さらに今の子どもたちからは遠い昔のことではっきり言って実感がわかないと思っています。
だからこそ継承が必要なことだとは思いますが、伝え方にも限界がありますよね。非常に難しいことです。

昨日来ていた子どもたちには、

・8月6日には何があったのか?
・なんで原子爆弾が広島に落とされたのか?落とされなければならなかったのか?
・その時の日本はどういった国で、どういう風に思われていたのか?
・その時に実際、被爆体験をした人は、戦争体験をした人はどう思っていたのか?
・これから自分たちはどうして行ったらいいのか?

を子どもたちの想い、考えを引き出しながらお話をしました。
戦争はいろんな理由から始まって、いろいろな人を巻き込んでしまうことを伝えました。また、当時の日本で行われていた、情報統制や教育についても国全体が戦争をしていく環境にあったことも伝え、これから先同じような日本にならないようにしていく必要があることも伝えました。

それと同時に、子どもたちがよく目にするテレビやユーチューブにもたくさんの情報は流れているが、それをその情報も「本当の事」ではないことも多く、間違った情報があふれているので、全部を信用せず、「こうゆうこともあるのかも」程度「話半分で」聞くことも必要。本当はどうかを知りたいときは「自分の目」で見て、「自分の感じたこと」をもとに判断してほしいと話をまとめました。

なかなかに難しい内容ではありますが有意義な時間をとれたと思います。

文章が下手でうまく伝わらないかと思っていますがこういったお話をこれからも子どもたちと一緒にしていこうと思っています。

不登校にお悩みの方や、古民家に興味がある方、猫のこしかけでは様々な方の居場所づくりをお手伝いします。
忙しい毎日をお過ごしの中で疲れたときに、「ひと時のゆったりした時間」を猫のこしかけで過ごしていってください。皆様のお越しお待ちしています。